茂木町指定有形文化財(考古資料)昭和60年10月1日指定
所在地■深沢983番地 法幢寺
形状●碑高125㎝、碑台高さ55㎝ 年代●貞享4年(1687) |
江戸時代の三大仇討の一つに、浄瑠璃坂の仇討がある。宇都宮藩士だった奥平源八ら42名が、3年5か月間、深沢村の黒羽藩領で隠密行動を続け、寛文12年(1672)江戸の浄瑠璃坂で本懐を遂げたものである。碑は仇討成功後の貞享4年(1687)、仇討側の中心人物である奥平源八・奥平権平・夏目外記の三名が深沢村を訪れ、法幢寺および深沢村の人々の人情に感謝し、お世話になった礼として参道の石段を寄進したときのものである。歴史学上重要な碑であり、保存状態もよい。旧参道の入り口に建立され、現在の参道より北側にあり、台座を付けて保存されている。