栃木県指定記念物(天然記念物)
昭和31年6月15日指定 個人所有 推定樹齢 ●約800年
大 き さ ●樹高18m、目通り周囲7.3m、 枝張り:東西14m、南北15.3m |
茂木から烏生田へ向かう途中の峠にあり、こんもりと茂った巨木である。九石は元禄11年(1698)旗本梶川与惣兵衛照元の領地となり、梶川は巡視の際に必ずこの木の下で休み「この地を大木の下と称せよ」と命じたという。また、この木の枯れ枝を拾って炉にたけば火傷をしない、枝を門に掛けておくと一切の悪病にかかることがないといわれている。太い幹は空洞で、途中で枯れているため高さはないが、巨木の感がある。樹勢は盛んで、特に深緑と紅葉は見ごたえがある。平成元年に栃木県名木百選に選ばれた。