栃木県指定有形文化財(彫刻)昭和36年5月6日指定
所在地 ■北高岡425番地 安楽寺
形 状 ●像高273㎝
形 態 ●寄木造、彫眼、二重白毫、内刳
年 代 ●応永13年(1406)
 
平安時代に流行した定朝様式。水平な髪際、小粒で整った螺髪、控えめな目鼻立ち、豊満な丸顔、張りのあるやや内輪した広い胸、浅く条線を刻んだ褶衣など、定朝流の特徴である。また、目尻がやや下方に鋭い角度をなして交わる両瞼などは鎌倉時代の様式である。台座の蓮弁は鎌倉時代の風をよく伝えている。左右の腕と手は別木で作り、膝は横木で前面の衣と褶は別木を用いている。万治3年(1660)時の住持航蓮社湛歴上人が京都の大仏師方誉拾圓を招いて大修理を行ったことが胎内の木札より判明している。昭和57年(1982)に、修復開眼法要が行われた。
 
2024年 (令和6年)
9月19日(木)
Weather
火~金 9:00~19:00
土日祝 9:00~18:00