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栃木県指定記念物(天然記念物)
昭和42年10月20日指定 個人所有
推定樹齢 ●約300年 大 き さ ●樹高150m 枝張り:東西16.7m、南北17.5m |
県道茂木・上飯線の道路沿い東側土手の上にある。根株から4本の幹が出て、ほぼ南北に並んでいる。4本の幹は、同じ株から出た主幹とみられる。上部は枝が交わり合っていて、多少枯れ枝はあるが東方から見ると寄せ植えの盆栽のようである。この地方では「4本桜」または「肥しょい桜」と呼び、昔はこの桜が咲くと田畑に肥料を運んだという。ヤマザクラはバラ科の落葉高木で、阿武隈山地以南の平地から山地に自生し、本件では各地にみられる。町内の各学校では校庭の樹木として植えられている。
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- 作成者:ふみの森もてぎ
- カテゴリー: 森のたからもの(2) 茂木町の文化財
栃木県指定記念物(天然記念物)
昭和46年6月25日指定 個人所有 推定樹齢●約700年
大 き さ●樹高25.5m、目通り周囲3.5m、 枝張り:東西14.5m、南北16.0m |
母屋の東北に祀る氏神八幡宮の神木とされている。地上1.5mで東西へ周囲1.25mの枝をほぼ水平に3.6mほど伸ばし、その先は斜め上を向く。主幹は地上3~5mの間で6本の枝を上向きに出し、地上19mあたりから小枝が分かれている。巨木であり、樹勢は盛んで、多数の実がなる。モミジの巨木としては全国的に見ても指折りのもので、平成元年に栃木県名木百選に選ばれた。イロハモミジはイロハカエデ、タカオモミジともいわれ、カエデ科の落葉高木で関東以南の山地に自生し、庭木としてよく植えられ紅葉も美しい。材は木目が美しいので家具材にも利用される。
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- 作成者:ふみの森もてぎ
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栃木県指定記念物(天然記念物)平成2年1月26日指定
所 在 地 ■小井戸325番地 荒橿神社
推定樹齢 ●約800年 大 き さ ●樹高25.5m、目通り周囲6.2m、 枝張り:東西25.0m、南北21.0m |
ケヤキはニレ科の落葉樹で、本州各地に広く分布している。大木となり、昔から硬い良材の代表とされ、家や社寺の建築に用いられている。荒橿神社は旧県社で、主祭神は國常立尊・國狭槌命・豊斟渟尊。延喜式神社に列し、大同元年(806)の創建と伝わる。戦国時代には茂木城の鬼門除けとして厚く信仰され、江戸時代には茂木藩主細川興栄により本殿が再建された。神域にはケヤキ以外にも樹齢500年余の杉などの老樹が生い茂っている。
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栃木県指定文化財(史跡)昭和45年2月13日指定
所在地 ■町田1712番地ほか
規 模 ●標高250m、東西90m、南北370m 築城者 ●千本十郎為隆 築城年 ●建久8年(1197) |
自然の地形を利用して築いた、典型的な山城である。別名を教ヶ丘城、須藤城などともいう。千本氏の祖である那須太郎資隆の十男、十郎為隆の築城とされている。本丸は標高250mの山頂にある。麓から階段状に屋敷割りし、二の丸と三の丸との間には高さ2mほどの土塁がある。本丸入口の左方に空堀、やや入ったところに番所跡があり、空堀の石垣は往時のもので、付近には姫屋敷跡がある。堅固な土塁と堀を遺しているが、天正13年(1585)に謀殺の悲話を残し落城したという。
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- 作成者:ふみの森もてぎ
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