ふみの森もてぎの運営方針の一つに、「安全で快適な施設環境を整え、町民・利用者がくつろげる憩いの場となるとともに、さまざまな行事や催しを通じて人との出会いと交流を実現する。」とあります。平成28年の開館からまもなく4年。ふみの森はそんな施設に育ってきたと思います。木造の空間の中で、静かに読書をしている方もいるし、併設のカフェでコーヒーを飲みながら新聞や雑誌を読んでいる方もいます。ゆずもんちでは、お話会や工作づくりのイベントが開催され、のんびりと本を選んでいる親子の姿も見られます。ギャラリーでは、町内外の方の美術作品や書道などの展示を見て、作者さんとの交流の場にもなっていました。
今までは・・・。
しかし、年明けからの新型コロナウィルス感染症拡大により、今までの対応ができずにいます。新しい生活様式にのっとったガイドラインに従い、マスクの着用をお願いしたり、カウンター前には間隔をあけた足形をはり、アクリル板越しの対応など森人たちもはがゆい思いでいっぱいです。今のところ、長時間の滞在もご遠慮いただいています。ウイルスは、人と人との距離やふれあいを遠ざけようとしているのかもしれません。でも、今までとは違った対応でも森人の気持ちは変わりません。皆さんに心から楽しんでいただける、ゆっくりとくつろいでいただけるふみの森でありたいと思っています。 (森の番人)
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今年の春は、日本中いや全世界が新型コロナウイルス感染症対策に追われて過ぎていきました。ふみの森も4月に一度再開しましたが、10日からは再び休館に入り、ひと月以上たちました。ふみの森もてぎから見える城山は、緑濃くなり、新緑の装いです。
今日、森が再び動き出しました。
開館時に借りた本を大切にお読みいただきながら、開館を心待ちにしてくださった皆様、ご協力ありがとうございました。まだまだ、しばりの多い中での再開です。皆様方のご協力をいただきながら、再び眠りにつくことのないように、森人たちも気を引き締めて仕事をしています。ご不便をおかけしますが、ご理解、ご協力をお願いいたします。(森の番人)
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絵本とわたし
絵本はひらがなの文章に、絵がついた書物で、これ以上のわかりやすさはなく、未来永却、読み続けられる可能性を秘めた書物だと思う。娘も2児の母になった今、「わたし、うんちの本好きだったよね」と覚えている。『みんなうんち』『しろくまちゃんのほっとけーき』『タンタンのぼうし』がお気に入りだった。今は孫が読んでいる。寝る前に読み聞かせをしていると、自分が幼少期にわたしに絵本を読んでもらった記憶が、シャンプー、石鹸の香りとともによみがえってくるそうだ。
(2017.1.25 / ハッピー ちありんぐ )
取り上げた絵本
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11月19日土曜日、全国訪問おはなし隊がふみの森にやって来ました。
まちかど図書館のときには、3回来ていただいていましたが、ふみの森にはこの日が初めての来館です。朝からの雨と肌寒さで残念な天候でしたが、広い玄関前がキャラバンカーを横付けして雨をよけるのに、ぴったりの設置場所となりました。
雨にも負けず来てくれた可愛いいお客様たちが、雨に濡れることなくキャラバンカーへと続く階段を上り絵本の森へ・・・
「わぁ~ これ読みたかったんだ!」「これも~ これも~」と歓声をあげています。
先日、新しいものに入れ替えたばかりだという真新しい絵本550冊がキャラバンカー内に並んでいます。講談社が、「本とあそぼう全国訪問おはなし隊」をスタートさせたのは1999年7月。絵本を積んだキャラバンカーが1ヶ月単位で各都道府県を巡回し、絵本の閲覧と読み聞かせをしています。
「子どもたちが本と仲良くなる最初のきっかけは絵本を読んでもらうこと。読み聞かせの楽しい時間の中から、本の手ざわり、おもしろさを知ってほしい」と願っての事業。
私は、同じ本に携わる者としてこの事業に共感しています。また2年後、栃木県を巡回するとのことですので、ふみの森に来てくれるといいね!
(2016.12.2 / 子どもたちの絵本を見るキラキラした瞳がたまらない司書)
【素敵な絵本を届けてくれて、ありがとう!子ども達も大喜びです。】
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朋あり遠方より来る、亦たのしからずや
いつか習ったこの漢文が、十数年ぶりに私の頭の中に浮かびました。
先日、かつて働いていた図書館の仲間が、ふみの森に来てくれました。私が結婚したというのを聞き、結婚祝いのプレゼントを届けに来てくれたのです。今はそれぞれ別々の職場になり、離ればなれにもかかわらず、連絡を取り合い、休みを合わせて、はるばる茂木の地までたずねてきてくれました。本当にありがたかったです。
彼女たちは、まったく別の世界からやってきた私を、仲間として受け入れてくれた恩人であり、戦場のような忙しい図書館で苦労を分かち合った戦友です。久しぶりに彼女たちの顔を見ると、退路を断って新しい世界に飛び込んだあの頃の熱い気持ちが鮮やかによみがえりました。会えてよかった。この再会のきっかけと場所を与えてくれた、ふみの森に感謝したいと思います。
今は、ふみの森も私も成長中の段階です。今度、仲間たちと会う時に、パワーアップした姿を見せられるように精進していきたいと決意を新たにしています。
(2016.11.1/new rice)
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ふみの森もてぎのギャラリーふくろう・町民ギャラリーこもれびの展示に関わり、3ヶ月がたちます。「きれいなギャラリーね」「広いところね」と、喜んでいただいています。 陶芸・絵画・書道・押し花・手工芸と、様々な作品を展示しています。制作者が時間をかけて作り上げた素晴らしい作品を、どう展示すれば見に来て下さった人たちに感動を与えられるか、作品の表現したい部分が伝わるか、あれこれ考えながら皆さんと一緒になって空間づくりをしています。
そんな中「私も実は○○を趣味でやっているのよ」の声を聴きます。「でも、恥ずかしいから」と考えている方もたくさんいると思います。実は私自身、油絵を始め、最初は人前に出すことが恥ずかしい時期がありました。お友達からの「楽しんでるね、また観に来るからね」の声が、制作意欲に繋がりました。何かにチャレンジすることによって、やり続けていることを褒めてもらえるのはいくつになってもうれしいものです。一歩を踏み出せない方たちにも、気軽に参加していただきお客様に見てもらうことで、「また頑張ろう」と思えるギャラリーにしていきたいと思っています。
そして、ギャラリーに足を運んでくださった人が、ホッコリとした時間を過ごしていけるような空間(こもれびが差し込むような所)でありたいです。
是非一度、素敵な作品に出会えるふみの森もてぎのギャラリーにお越しください。
(2016.10.20/canvas)
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ふみの森企画展示「縄文のくらし」を終えて
今回の展示を終えて、感じたことをいくつか述べたい。約1ヶ月の開催期間中に、芳名記帳者が391名、アンケート回答数は83であった。私の感触では、実際の来場者は記帳者の4~5倍はあり、2、000名位はあったと思われる。会場では、写真や文章の解説だけでは解りにくい展示もあったため、ギャラリートークの他にも、随時口頭での解説を行った。しかし、一人、または一組の来客に対応してしまうと、途中で後から来た客には対応できず、不満だった人がいるかも知れない。アンケート回答では、「大変満足」が59%、「満足」が33%であり、9割以上の方が満足というものであった。しかし、「不満」とした方が1名、「大変不満」が2名あり、その理由は述べられていなかった。
アンケートや来場者との会話のなかで目立ったものを列記する。
以上のような賞賛の声が多かったが、今回の展示は「ふみの森もてぎ」のオープン直後であり、会場についても江戸時代の酒蔵の木材を多分に用いた「ギャラリーふくろう」のすばらしさが相乗効果をもたらしたと思われることから、ご祝儀的な部分もあろう。しかし今回の展示で、茂木町にはミミズク土偶をはじめとし、他市町に誇れる多くの埋蔵文化財があることは解ってもらえたと思う。問題点としては、しっかりしたポスターの製作が間に合わず周知が十分でなかったことである。今後は、それらを踏まえてより面白い展示を行っていきたい。
最後に、多大な支援・協力をいただいた栃木県立博物館、コレクションをお貸しいただいた見目貞樹氏・矢野茂氏、解説ボランティアの方々に感謝申し上げたい。
(2016.9.7/茂木町教育委員会 埋蔵文化財調査員 中村信博)
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私のこの夏の最高の思い出は、なんと言っても茂木高校野球部の夏の栃木県大会ベスト4です。3年生9人、2年生5人、1年生3人の計17人の少ない人数で、1試合、1試合勝ち上がっていく姿は、私達の心に夢と感動をあたえてくれました。
1回戦は、シード校との延長13回サヨラナ勝ち、この時から、茂木高校野球部の歴史がぬりかえられるスタートとなりました。2回戦は逆転勝ち、3回戦は、小池君が無四球完封。準決勝戦では、残念ながら負けてしまいましたが、本当に子ども達は頑張りました。
もうすぐ夏も終わりますが、引退した3年生は、このふみの森もてぎに足を運んでくれています。これからは、自分の進む道に向かって頑張ってほしいです。最後に、17人の茂木高校野球部 !! 夢と感動をありがとう。これからも、ずっと応援しています。
(2016.8.25/ママmane)
【茂木高校野球部の皆さん。夢と感動をありがとう!】
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