森人のつぶやき
4日から始まった茂木町作家協会主催もてぎの秋の作品展は「だれも みれない」です。「えっ、見ることができない作品展?」と驚きの声が聞こえそうです。茂木町作家協会では、これまで「森の傍流」や「漆黒の紅蓮」といった様々な手法を凝らした展示を開催しており、コロナ禍の中での今回の展示は、事前予約制の形をとりました。入口には「立ち入り禁止」のテープが張られ、一見物々しい雰囲気。3密回避など人と離れることが「新しい生活様式」の今、作家と来館者のコミュニケーションをとることもままならない現状を憂い、この悲しい現状もすべて見ていただくことを一番の目的としているとのことです。陶芸・絵画・木漆工芸の各ジャンルの作家7名の作品と特別招待作家として彫刻家安藤榮作氏の作品が展示されています。
通常よりも間隔を開けた展示になっていますが、それだからこそ、じっくりと一つ一つを鑑賞することができます。ぜひ、ご覧ください。
安藤氏のアマビエの彫刻にこの禍の早期収束を祈りながら・・(森の番長)
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7月に4周年を迎えたふみの森では、図書館内に4周年の木を描き、利用者の方々にメッセージの花を咲かせてもらっています。たくさんの方のメッセージで今、ふみの森もてぎの木は満開です。
「4周年おめでとう」や「素敵な図書館ですね」「いろいろな本があってうれしい」など、たくさんのメッセージの花に森人たちは感激しました。特に、お子さんの「この森を誇りに思っています」「ふみの森が大好きです」などのメッセージをみつけた時は本当にうれしかったです。大人になっても、このふみの森に来てくれるといいな。ずっと本を好きでいてくれるといな。と思います。皆さんの言葉を元気の素として、5周年に向かって、森人全員力を合わせ頑張っていこうと新たな気持ちになりました。 (森の番長)
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今朝は気持ちがいい青空でした。梅雨が明けたようです。小中学生もやっと今日から夏休みです。ふみの森もてぎのギャラリー「ふくろう」では、茂木中学校の美術部の皆さんが展示の準備をしています。3月に行う予定だった作品展ですが、新型コロナ感染予防で臨時休館になりできませんでした。今回、指導の先生と調整をとり、今日から展示していただくことができました。卒業した3年生の作品も展示してあります。ポスターやデザイン、絵画、版画などたくさんの作品が展示されています。皆、すばらしい作品ばかりです。
茂木町では、古くは島崎雲圃(しまざきうんぽ)、古田土雅堂(こだとがどう)、羽石光志(はねいしこうじ)といった日本美術史に名を残す画家が輩出しています。また、版画家の見目陽一(けんもくよういち)さんや漫画家の金子節子(かねこせつこ)さん、茂木在住の木漆工芸作家の松崎融(まつざきとおる)さんなど数々の方が現在活躍をされています。若い漫画家の方も育っています。
ふみの森もてぎでは、茂木の歴史と文化を伝える展示を定期的に行っています。現在は「羽石光志展」を開催しています。中学生の皆さんには、ぜひ本物に触れ、感性を磨いていってほしいと思います。今回、作品を展示している生徒さんが、美術の道に進み、ふみの森もてぎのギャラリーで作品展を開催してくれる。そんな日が来ることを期待しています。今日の青空のように、元気で明るい中学生を見ながら思った、梅雨明けの日でした。 (森の番長)
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