例年より桜の開花が早く、ふみの森から見える城山の桜は、もうすでに葉桜にの装い。山々は新緑に変わりつつあります。出会いと別れの春です。ふみの森でも職員の異動がありました。
開館から5年間、図書館部門の中心となってくれたMさんが本庁へ異動し、同じ教育委員会部局生涯学習課からSさんが新しい仲間になりました。
Mさんは、平成28年4月に新規採用職員として、ふみの森に配属になりました。他の図書館で司書として勤務していたMさんは、大きな体に大きな声、新人というよりは頼もしい仲間でした。7月の開館を間近にてんてこ舞いの毎日、遅くまで開館準備に追われていた日々を懐かしく思い出します。昨年、4年ぶりにふみの森に戻ってきてMさんと一年仕事をしましたが、他の職員から頼られる存在になっていました。他の部署に異動しましたが、仕事の幅を広げ、ひとまわりもふたまわりも大きく成長し、またふみの森に戻ってきてくれることを森人全員で願っています。「ね、まっちゃん。期待しているよ。」 (森の番長)
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3月も半ばになりました。朝晩はまだまだ冷えますが、日差しは温かくなり、キャンディーズの歌ではありませんが、重いコートの出番もなくなりそうです。数日前から我が家の裏山では鶯の声が聞こえています。少したどたどしいさえずりです。
茂木の里山も春の訪れを待っていたかのように、たくさんの花が咲きだしました。今の時期は何といっても「ミツマタ」です。逆川地区にあるミツマタ群生地では、見渡す限りのミツマタの黄色い花。木々の間から差し込む光に輝き妖精が舞い降りたようだと表現する方も・・・。
樹の花自然園「花の山」では、辛夷、山茱萸、連翹、雪柳等これからいろいろな花が咲きだします。
そして、当館から見える城山は桜です。全国各地から桜の開花情報が届いていますが、茂木でももうすぐ城山が桜色に染まるでしょう。本を借りたついでに、展示をご覧になったついでに、桜が満開の城山を散策するのも気持ちが晴れ晴れとするかもしれませんよ。
新型コロナウィルスの拡大は、いまだ予断を許さない状況ですが、ワクチン接種もまもなく始まります。ただ、マスクの着用や手指の消毒、手洗い・うがいは生活の一部として、これからもしばらくは続けていくことになるでしょう。
ふみの森もてぎでは新年度に向けて、各種展示などの計画が進められています。皆様が安心してご来館できますように、十分感染予防対策をとり開館していきたいと思います。 (森の番長)
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立春を迎え日差しも春めいてきたような気がします。ふみの森のエントランスにもお雛様が飾られ、来館の皆様の目を和ませています。
コロナ対応に明け暮れた令和2年度も年度末に近づいてきました。皆様に安全安心に利用していただけるよう、サービスの制限や各種対策をとってまいりました。もう少しこのような状態が続くと思われますが、ご利用の皆様にもどうぞご理解とご協力をお願いいたします。
さて、このような状況ではありますが、令和3年に入り「ギャラリーふくろう」では大きな展示が続きました。年明け早々には「稲葉守彫刻展~天女、雲上の調べ」、1月末からは「大関隆晴写真展―陽光のプレリュード白鳥」の展示です。2回目の緊急事態宣言下ではありましたが、ふみの森は休館の対象ではなかったため、感染予防対策を行った上予定通り開催し、たくさんの方にご来場いただきました。
彫刻展は、二紀展での受賞も果たしている彫刻家稲葉守氏の作品展。雲上で音楽を奏でる天女をイメージとした「天女十二楽坊シリーズ」など約20点が展示されました。なんと稲葉氏は、地元茂木中学校の校長先生でもあるのです。現職の校長先生の作品展ということで、ちょっとした話題にもなりました。前日の準備では、2m以上の作品が会場で次々と組み立てられ、本当にふみの森に天女が舞い降りてきたようでした。酒蔵の古材を再利用したこのギャラリーにぴったりの展示でした。
続いての展示は、茂木町在住大関氏の写真展。茨城県古徳沼や福島県猪苗代湖での白鳥の写真約50点が並びました。会社勤めや農業の傍ら何十年も撮りためてきたという白鳥の一瞬一瞬の羽ばたき、光、水辺の様子などが切り取られた写真を見ているとその中に引き込まれていくようでした。大関氏の白鳥愛も感じられた写真展になりました。
コロナ禍の中、気持ちが滅入ったり、不安を感じたり、心配したりすることなど多く、何かしらのストレスを感じる日常です。そんな時、バーチャルではないリアルなものに触れることの大切さ、心を癒すものとの出会いが必要なのではないかと二つの展示を見て感じました。 (森の番長)
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