ふみの森もてぎ落成式

 平成28年7月15日、「ふみの森もてぎ落成式」が行われました。元禄16年(1703年)創業の酒造蔵元ほか、隣接する1900坪の土地に、町有林材をふんだんに活用した「まちなか文化交流館〈ふみの森もてぎ〉」の落成です。棟札によると弘化3年(1848年)という仕込み蔵の梁や柱を活用した“ギャラリーふくろう”に設けられた式典会場には、来賓および招待者、関係者など総勢120名が顔を揃え、玄関前で行われたテープカットまで、茂木町の新しい文化拠点のスタートをお祝いしました。

【古口達也町長による式辞】

宝探しinふみの森

 7月17日、ふみの森もてぎグランドオープンの翌日、図書館には朝からたくさんの子供たちの元気な姿でいっぱい。「宝探しinふみの森」と題されたイベントが開催されました。主催したのは「なでしこの会」で、ふみの森もてぎを支えるサポーター組織の「ふみの森の仲間たち“こだま”の会」に登録しているボランティア団体です。

 昭和61年8月4日、5日未明にかけて降り続いた雨により、町の中心部を流れている逆川が氾濫し市街地のほとんどが水没するという大水害に見舞われました。当時町内に住んでいた私は、自宅の2階で大通りが川のように水が流れるさまを見て一夜を過ごしました。5日の朝は雨は上がり真っ青な空の下、水が引いていくのを見ながら茫然としたものでした。誰もが、これからどうなるのだろうと不安な気持ちでいっぱいだったと思います。

 それからは、片づけの日々です。道路の端には、各々の家から出された災害のゴミ。そして防疫のためのクレゾールの匂い。

 役場の庁舎も1階部分は水没し、職員は災害調査や片づけ、災害の対応に追われました。全国からたくさんの救援物資や義援金、応援も頂きました。

 災害から10年、茂木水害を誰にでも分かりやすいようにマンガで伝えようと「茂木水害をマンガで残す会」が発足、当時茂木高校美術部員たちが卒業後も制作に携わり、7年の歳月をかけて平成15年にマンガ「もてぎ大水害」が発刊されました。水害から35年。この災害の教訓を後世に伝えるために、残す会ではマンガの再販と原画展を計画しました。現在、ギャラリーふくろうで『マンガ「もてぎ大水害」の原画展』を開催中です。茂木水害をこれからも伝えていくことも、ふみの森の役割だと考えます。                  (森の番長) 

2021年 (令和3年)
9月20日(月)
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