森人のつぶやき
今日6月30日は、町の中にある八雲神社の「輪っくぐり」の日です。本来なら、「茅(ち)の輪(わ)くぐり」って言うんでしょうが、茂木っ子は昔から「輪っくぐり」って言っています。夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)。霊力を持つ茅がやの輪をくぐり、夏の暑さに負けないように参拝します。子どもの頃は、浴衣を着て友だちと出かけたものです。夏休み前の一大イベントでした。人ごみの中、まずは輪をくぐってお参りに。お参りはそこそこ。参道の両側に並ぶ夜店に心が躍る。電球の灯りに映るかき氷の鮮やかなシロップの色。焼きそばのソースの匂い。握りしめたお財布。下駄の音。ワクワクした思い出がいっぱいです。
子どもの頃から、「輪っくぐり」の日に雨が降ると、夏の「祇園祭(お祇園さん)」には雨は降らず、お天気ならば「お祇園さん」は雨だと聞かされていました。本当かどうかは、正確にはわかりませんが、「お祇園さん」に雨が降ると、そういえば「輪っくぐり」がお天気だったからな。と納得していました。いつ頃からの言い伝えかわかりません。こんな地域に「昔からある言い伝え」や「地域あるある」を掘り起こすのも面白いなと考えるこの頃です。
今日は雨です。今年の祇園祭は中止になりました。 (森の番長)
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- 投稿者: ふみの森もてぎ
- カテゴリ: 森人のつぶやき
- 公開日:2020年06月29日