茂木町指定有形文化財(建造物)昭和56年7月15日
所 在  地  ■町田1446番地 長安寺
構  造  ●木造四脚門、切妻造、瓦葺
建築年代  ●明応元年(1492) 
 
長安寺は、建久元年(1190)、千本十郎為隆が千本城築城とともに開基となって九石地内(茂木町九石)に創建、為隆の法号「長安公」をとって寺号とした。明応元年(1492)には千本氏10代常陸介資持が現在の地に移し、為隆以下累代の墓域と定めた。しかし文化8年(1811)長安寺23世大乗教恩の代に火災に遭い伽藍を焼失。弘化2年(1845)29世賢英の代に再建し、旧観に復した。総門は、長安寺を九石から現在地へ移動するとき一緒に移されたといわれる。文化8年の火災をのがれており、室町時代の禅宗建築の様式をとどめている。屋根は茅葺きであったが、現在は瓦葺きに葺きかえられている。
 
 
 
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