森を語る
初代館長関誠二氏が、ふみの森に寄せる思いを語ります。
冬隣(ふゆどなり)
晩秋のこの季節は、冬がすぐ近くに来ているという意味で「冬隣」とも呼ばれます。(もっとも今年はつい先日54年ぶりという早い降雪があり、冬隣どころか「冬の乱入」という趣でしたが…)冬隣は俳句の季語としてつかわれ、歳時記をひもとくと「冬隣裸の柿のをかしさよ」(坪内逍遙)「押入の奥にさす日や冬隣」(草間時彦)といった句が見られます。また、歌の好きな方(歌謡曲ファン)なら、ちあきなおみが歌った佳曲「冬隣」(吉田旺作詞、杉本眞人作曲)を思い出されることでしょう。愛する人に先立たれた女性が、晩秋の夜更け亡き人を偲ぶ思いを歌い上げた作品で、「地球の夜更けは淋しいよ」というサビが耳に残ります。
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読書週間に<文化>について考えてみました
毎年10月27日から11月9日までが読書週間となっています。1947年に始まり今年で70回を迎えました。第2回の1948年に文化の日が制定されてから、この日をはさむ2週間というかたちで現在に至っています。また、2005年には文字・活字文化振興法が制定され、読書週間初日の10月27日が文字・活字文化の日と定められています。
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〈4〉彼岸花をみる
9月17日(土)からの3連休、城山公園で恒例の彼岸花まつりが開催されます。中世に茂木氏の居城があった城山は市街地の北にそびえ、頂上一帯が公園として整備されています。古くから春は桜の名所として親しまれてきましたが、近年はこの時期40万本の彼岸花が緑の山腹を鮮やかな赤で彩るようになりました。彼岸花まつりとともに茂木ではさまざまなイベントが企画され、ふみの森もてぎも会場の一つになっています。
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