ダイナミックな視点で"こころの文化論"を語る北山修の多彩な切り口を見直して、現代の「人間理解」の指標、未来の「心的援助」の行方を探求。精神分析家「北山修」とフォーク作詞家「きたやまおさむ」の二面性・二重性も検証する。

内容:北山理論の発見 妙木浩之著. 二重の「あいだ」と私の「わたし」 岡野憲一郎述 北山修述 妙木浩之述. 錯覚と脱錯覚、そして幻滅 大森智恵著. 女性の自虐的世話役と能動性 鈴木智美著. 日本語臨床における「先生転移」の功罪 加藤隆弘著. 言葉の橋渡し機能 池田政俊著. 劇化と比喩化 深津千賀子著. こころの「二重性」と「二面性」をめぐって 飯島みどり著. 精神分析の日本化 川谷大治著. 「きたやまおさむ」と「北山修」を複眼視すること 岡田暁宜著. 北山修に聞きたいこと 東畑開人述 北山修述